ついにヤフーが、ヤフー版アドセンスを目指したと思われる「アドパートナー」を公開しました。
要はグーグルのアドセンスと同様に、ホームページに広告を設置すれば報酬がもらえるサービスを開始したということです。
このジャンルはグーグルの独壇場なので、どこまでヤフーが対抗できるかが見物です。
ただ、同様の一般サイトに広告を設置してもらってその報酬をサイトオーナーと分けるというモデルは10年前からあります。
このサービスの歴史背景から言えば、
第一期 表示回数保証の広告
第二期 クリック課金広告
第三期 コンテンツマッチ広告(グーグルアドセンス)
と進化してきました。
第一期、第二期のサービスは現在も残っているようですが、対費用効果において絶大な効果を発揮した、コンテンツマッチ広告に一掃された感があります。
たしかに、グーグルアドセンスは設定キーワードと関連のあるページにのみ広告を表示するので、クリックされた時の効果がそれまでの広告の比ではありませんでした。
コンテンツマッチ広告のサービスはグーグル以外にもあるようですが、なかなかグーグルアドセンスのレベルには到達できないようです。
そもそも検索エンジンの基礎技術が、キーワードとホームページの関連性のスコアリングにあるのですがら、グーグルが得意とする技術といえます。
さて、今回のヤフーの目指したモデルは
第四期 行動ターゲティング広告
ということのようです。
つまりページを見ているユーザーの趣味趣向に合わせて広告を表示する。ということのようです。
たしかに、このモデルはヤフーという巨大なポータルを運営しているヤフーでないと実現が難しいサービスといえます。
ヤフーをサイト内で、どんなジャンルのページを見たかや検索したかを記録しておいて、どのサイトに見てもそのデータを元に広告を表示すればクリック率が高いであろうと考え方です。
という事で、どんなものか登録申請、広告設置をしてみました。
http://www.shizuoka-ken.net/(左下参照)
掲載して数日が経ちましたが、ちょっと酷いですねぇ。
まだ開始してから1か月程度とはいえ、単なるランダム広告です。
しかも広告の表示回数課金なのですが、1000回表示して3円くらいな感じです。
アドセンスならば、その30倍から100倍程度は期待できますので、ちょっと勝負になりません。
春にはコンテンツマッチ広告も混ぜるそうですが、どこまで有効な広告が表示され収益になるかは期待薄な感じです。
当分は検証のために設置しておこうと思いますが、どうなりますでしょうか?
進展があれば、またレポートします。