イタリア3日目はサンジミニャーノとシエナの散策です。
写真はサンジミニャーノでのジェラートです。なんでも、世界大会で優勝した店らしいです。店内には「世界不思議発見」というテレビ番組で紹介された時の写真もありました。
この辺の都市はローマから離れていて、それぞれが独立と侵略と経済発展、疫病の流行など、様々な興廃を繰り返して現代に至るようです。
今日訪ねた都市は、最盛期の建築物が多く残っていて、当時の様子を垣間見る事ができます。
人口がピーク時でも十万人程度だったらしいのですか、その規模でここまで建築物を作り上げる文化は日本ではピンときません。
今はありませんが、街の象徴として塔が70近くあったとか、今も残る大聖堂の彫刻と建築物は大変すばらしかったりとか、膨大な労力を必要とするものが当然のように建造されています。
それぞれが独立国としてプライドが高かったのかもしれません。
それでも、それだけの労働力を割けるのは、生活に豊かさというか余裕があった気がします。
必要な食料等が十分な量だけ流通していなければ、優先順位として、生きる為の活動を優先するはずです。
もちろん、現代に比べれば不便な生活だと思いますが、当時はそれなりに満たされていたのかなと思います。
歴史の話を聞くと、良い時期はそう長くは続かないようですが。
長い年月がたって、現代に我々は生きていますが、当時と比べて豊かな生活になっているのでしょうか?
日本でも共働きでないと生活が大変とか、不景気もあってゆとりある社会とはいえまない気がします。
イタリアに生活する人は、昼休みが多かったり、休暇の使い方がうまいようですが、経済的な成功以外の大事な事を、こういった遺跡の中で暮らす事で生活の一部としているのかもしれません。
夕食後に時間があったので、世界一美しいらしい広場で大の字になって、そんな事を考えてました。
たまには違う側面から物事を考えられるのが、旅行は楽しいですね。