サーバーの仮想化

2008年05月15日 11:16

現在、弊社で管理しているサーバーは約50台弱あります。

必要に応じて追加してきたのですが、初期に購入したサーバーが5年経ち始めたのでサーバーのリプレース(機材の変更)を最近進めています。

サーバーといっても所詮は機械なので、時間が経てば故障する確率が高くなります。

ハード保守や予備の機材の準備、データのバックアップなど必要な保険はかけているのですが、トラブル前に機材を新しくした方が良いに決まっています。

ただ、いつ壊れるかなんて分からないのでタイミングが難しかったりします。

最近のリプレースのテーマは、サーバーの仮想化です。

最近話題の技術ですが、弊社では稼動実績がなかったので一年ほど前から検証を始めて、約半年前より2種類の仮想化技術を採用しています。

仮想化はサーバー機の集約やリソースの有効活用、バックアップ、予備機での復旧などメリットが多く非常にありがたい技術です。

近いうちに、ほとんどのサーバーを仮想環境に集約する予定でいます。


昨日は弊社の一番古いサービスでありメインコンテンツである

のサーバーを切り替えました。

実はこのサービスは一番古いだけあって、サーバーの切り替えは5回目になります。

最初は共有のレンタルサーバーで始めて、数年で負荷に耐えられなくなり専用レンタルサーバーへ引っ越します。

その後、サーバー管理技術者を採用して自社サーバーを構築して引っ越します。(記念すべき自社サーバー1号です)

しかし、すぐに高負荷になってしまい、急遽ハイスペックサーバーを購入して引越しする羽目になります。(当時としてはかなり無理して購入しました)

この後は画像サーバーやデーター集計サーバー等へと負荷を分離することで対応していきました。(こうして、どんどんサーバーが増えていったんですが)

そして今回、本体の5回目の引越しをすることになりました。

OSもリナックスからソラリスへ変更しソラリスコンテナという仮想化技術を採用しました。

新しいサーバーはCPUが8つあって、Webのような多重アクセスに向いた機材のようです。

切り替えてから半日程度経ちましたが、無事安定稼動をしてくれています。

サーバーは機材によって環境・設定が違うのでコピーすれば動くというものではないので、どんなに事前テストをしても切り替えてからイレギュラーが起きないかドキドキだったりします。

仮想化になるとサーバー機の変更は1瞬(イメージとしてはファイルをコピペするだけ)らしいので、6回目!と気合をいれることはもうなさそうです。

どんどん技術が進むのはありがたいですね。

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